
イア活動の重要性・有効性・価値を共有すること、の4つの目的を実現するための81の提言を行った17)。 この提言に基づいて、1995年から「地域ボランティア開発機関補助金」という特別な補助金制度が設けられた。この補助金は、ディストリクト・カウンシルの行政レベルでボランティアの促進と開発のための拠点となる「地域ボランティア開発機関」を設置し、地域の企業や学校、国民保健機関、その他のボランタリー組織と協力して、ボランティア活動に対する認識を高め、地域におけるボランティア活動の機会を拡大することであり、総額12万5000ポンドを3年間にわたって補助するというものである。1996年度は第3ラウンドの補助金申請を募集している。 またこの計画の一環として1996年度から新たに始まったものとして、「ボランティア・ビューロー」補助金がある。ここでいうボランティア・ビューローとはボランティアの促進と開発にかかわるボランタリー組織を挿しており、この目的を実現するための多様な計画に対して、総額3500ポンドを3年間にわたって補助するというものである。 このような補助金制度のみならず、各中央省庁に対しても積極的なボランティア活動の促進のための方策を検討するよう求め、各省庁ごとにどのような戦略目標をたてたかを公表した18)。そのいくつかを紹介すると、次のようなものがあげられる。 表5 中央省庁におけるボランティア活動の推進目標

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